家の外壁塗装リフォームは、費用が何十万円もかかる上、約10年ごとに必要となるため、できるなら安く済ませたいもの。そこで、一戸建て住宅の外壁塗装で対象となりやすい「助成金・補助金の例」や「主な条件」「申請の流れ」「注意点」を解説します。また「外壁塗装の費用相場」や「塗装費用を抑える方法」もご紹介しますので、参考にしてみてください。
外壁塗装で助成金や補助金は受け取れる?
外壁や屋根の塗装工事に対しては、主にお住まいの自治体が提供する助成金・補助金制度を活用することになります。
多くの自治体では、『省エネ住宅改修補助金』や『住宅リフォーム資金助成』などの制度で外壁塗装が対象となっています。
お住まいの地域の制度を確認し、適切な助成を受けられるか確認しましょう。
省エネリフォームに該当する場合(主に遮熱塗装)
特に東京都23区を中心に見られるのが「省エネリフォーム」や「ヒートアイランド現象防止」など、環境配慮に関する工事の助成金・補助金制度です。
主に「遮熱塗料(高反射率塗料)」での外壁/屋根塗装が対象となる自治体が多くあります。
個人の方の住宅はもちろん、共同住宅の管理組合が申請可能なことも多いのが特徴です。
一般的なリフォーム・塗装の場合
多くの市区町村で、(省エネ目的ではない)一般的なリフォーム工事に対し、補助金を支給しています。
条件を満たせば、外壁/屋根塗装などの外装工事も申請可能です。
特に地方では、地元産業促進のため「市内業者が施工すること(市内に事務所がある民間業者)」などの条件を定めているケースが多いです。
外壁塗装が対象の自治体ごとの助成金・補助金制度の例(条件や金額など)
省エネリフォームの制度の例
東京都品川区「住宅改善工事助成事業」 |
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助成(補助)金額:最大20万円(工事費×10%)※個人の方の場合申請期限:2024年4月1日~2025年2月12日※予算上限に達し次第、終了 |
東京都葛飾区《個人住宅用》「かつしかエコ助成金」 |
助成(補助)金額:高反射率塗装で最大20万円(助成対象経費×25% or 1,000円/㎡の、いずれか小さい額)募集期間:2024年4⽉1⽇~2025年3⽉31日※参考:《個人住宅用》「かつしかエコ助成金」(東京都葛飾区公式ウェブサイト) |
なお埼玉県さいたま市などでは「屋根の高遮熱塗装のみ対象(外壁は対象外)」とする補助金制度を設けています。
基本的に、外壁と屋根は別々に塗装するよりも、まとめて同時に施工したほうが割安です。
屋根の塗装も視野に入れている方は「屋根工事のみ対象」の補助金制度も検討してみるとよいでしょう。
外壁/屋根塗装が対象の助成金・補助金制度の探し方
ここでは外壁/屋根塗装が対象の助成金・補助金制度の探し方を3つをご紹介いたします。
自治体のホームページ・市区役所の窓口をチェック
自治体の公式サイトには、さまざまな地元の制度が掲載されており、頻繁に最新情報へと更新されます。
市区役所の担当窓口へ、直接問い合わせてみるのもよいでしょう。
検索サイトを活用する
インターネットで検索される場合は「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」の利用もおすすめです。
市区町村と制度内容の条件を設定して検索すると、該当する制度の一覧が表示されます。
塗装業者に相談する
施工業者によっては、国や地元の補助金制度の知識を有する場合があります。
見積もりや打ち合わせの際に「できれば、助成金や補助金を使って塗装したい」「安く抑えたい」など、気軽に相談してみるとよいでしょう。
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