そしてダンプトラックの主となる積載物は建設工事で扱われる土砂であり、主に建設工事で使用されることの多いトラックです。以下のオプションを備えた大型ダンプ トラックの詳細をご覧ください。
大型免許を取得して大型トラックを運転し始めたばかりだと、運転にまだ慣れていないので事故を起こさないか心配になる方もいらっしゃると思います。
荷物を時間通りに運ばなければならずあせったり、毎日運転し続けることで緊張がふと途切れてしまったりと、長時間運転しているため事故のリスクも高くなってしまいます。大型トラックを初心者が運転する場合には、常に緊張感を保ち、安全を第一に考えることが大切です。
そこでこの記事では、大型トラックでの事故の状況や運転時の注意点等をご紹介します。
■大型トラックでの事故が1番多い
全日本トラック協会の交通事故統計分析結果によると、車種別では大型車の死亡事故が最も多く、6割以上を占めています。
トラック事故の原因としては「追突事故」が多くなっています。追突事故が多い理由としては、トラックがブレーキを踏んでから止まるまでの距離が長いことが考えられます。事故を起こさないためには、このような大型トラックの特徴を知ることが重要なポイントです。
■大型トラック初心者が気をつけるべき8つの注意点
それでは、大型トラックの特徴と運転時に注意すべき点をみていきましょう。
1.車幅が広い
一般車と違い大型トラックは車幅が広いため、バックや車庫入れの際に左右にハンドルを切る際ミラーなどをぶつける場合があります。車幅が広いことをわかっているつもりでも、慣れてきた頃についうっかりとミスしやすいので、気をつけましょう。
2.車高が高い
高架下を走行する際には、高さ制限に注意が必要です。制限内でも、カーブで車体が傾き高架に衝突するケースもあります。近道をしようと無理せずに、安全に走行できる道を選ぶことが大切です。
3.車体が長い
大型トラックは車体が長いため、カーブやバックなどがスムーズにできるまでには経験が必要です。慣れない間はミラーなどでしっかりと周囲の安全を確認しながら、落ち着いて運転することを心がけましょう。
4.死角が多い
大型トラックは一般車に比べて死角が多くなります。特に運転席から左側後方が見えにくいのが特徴です。実際に自転車や歩行者が死角に入ってしまったため、まったく気づかずに事故になってしまった例も多くあります。運転するトラックの死角を事前に把握しておき、死角を意識して運転していきましょう。
5.制動距離が長い
車体が重ければ重いほど、ブレーキを踏んでから止まるまでの制動距離は長くなります。そのため、車や障害物に気づいて慌ててブレーキをかけても間に合わないことがあります。車間距離を広くとることで、前方の車との衝突を防げます。
6.オーバーハング
タイヤから車体がはみ出た部分をオーバーハングと呼びます。後輪の後ろにはみ出した部分が長いトラックは、右折左折の時に反対車線に飛び出たり、対向車にぶつかってしまったりする危険があります。
ミラーをよく見て、ゆっくりとハンドルを切るようにしましょう。左折時にはできるだけ左側に寄っておくと、車体の飛び出しを抑えられます。
7.内輪差
車が曲がる時に、前輪と比べて後輪がカーブの内側を通る内輪差が起こります。車体の長いトラックは、この内輪差が大きくなります。左折時には死角が発生することもあり、内輪差での事故が多くなっています。曲がる際には必ず内輪差を意識して運転しましょう。
8.エアブレーキ
大型トラックは大きな力でブレーキをかけるため、エアブレーキが搭載されています。普通の車の油圧ブレーキとは感覚が異なるため、慣れるまで注意が必要です。
ブレーキが効きすぎて急ブレーキになってしまったり、ブレーキを頻繁に踏んだり離したりするバタ踏みをすることで、ブレーキ機能が停止したりする危険性があります。エアブレーキの仕組みを理解して、運転に慣れていきましょう。
■細心の注意で安全運転を
大型トラックの運転に慣れていないと不安も大きいかと思いますが、大型車の特徴を知ると多くの事故を未然に防げるようになります。安心して運転できるように事前に知識を身につけ、大型トラックを運転する際は上記の注意点をぜひ参考にしてみてください。
初心者だけでなく、ベテランでも運転をしていれば事故のリスクは必ずあります。ハンドルを握っている間は細心の注意を払い、安全運転を目指しましょう。
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